旅のもくじ
旅の基本情報 ~テメキュラ 2泊3日 のんびりワイナリー巡り~
体験記投稿者:kao様
行き先:テメキュラ(カリフォルニア州、アメリカ)
宿泊数:2泊3日
旅行年月:2015年6月
参加人数:私・主人・子(男の子・1歳)
子連れ旅行記 ~テメキュラ のんびりワイナリー巡り~
1日目:サンディエゴ→テメキュラ(ワイナリー巡り)
2015年6月にテメキュラ旅行に行きました。当時サンディエゴに住んでいましたが、6月夫が休暇をもらえることになり、週末小旅行のような感覚で行ける近場のスポットを…と考えた結果、テメキュラになりました。
テメキュラは南カリフォルニアにあるワインで有名な町です。ロサンゼルスやサンディエゴなどの南カリフォルニアの主要な都市から1~2時間東に車で走ったところにあります。
その頃子供が1歳で卒乳したので、私が約2年ぶりのお酒をぜひワイナリーで飲みたいと思ったのも、テメキュラを旅行にした理由の一つです。
車移動なので、運転手はワイナリーのテイスティングには参加できないことになりますが、今回は私の「卒乳祝」ということで夫が全て運転を担当してくれました。その代わり、本来日帰り旅行できる距離ですが、夜ホテルに戻った後夫もワインが飲めるように2泊することにしました。
【旅のスケジュール】 2泊3日
1日目 サンディエゴ→テメキュラ(ワイナリー巡り)
2日目 テメキュラ(オールドタウン観光、ワイナリ―巡り)
3日目 テメキュラ→サンディエゴ
【子ども用に準備した物】
・食事用スタイ
・手桶
・離乳食
・抱っこひも
・水着、浮き輪、水泳用オムツ
・使い慣れたオムツ&おしりふき、着替え(多めに)
予約時にホテルのアメニティや設備もチェックしたら、プールが付いていたので水遊び道具も持っていくことにしました。
テメキュラ観光
1日目。朝、サンディエゴから車でテメキュラへ出発!フリーウェイI-15を北に1時間です。
平日を選んだので、渋滞もなくスムーズに着きました。うちの子供はカーシートが大嫌いでしたが、お昼寝の時間に合わせて出発したので、泣いたのは最初の数分だけであとは眠っていました。赤ちゃんが泣くことを考えると、車移動は周囲の人に気を使うことが少なくて本当に気が楽です。
正午にテメキュラに到着しました。まずはホテルにチェックインして荷物を置いてから観光することにしました。
Temecula Creek Inn ホテル
宿泊先はTemecula Creek Innというホテルで、テメキュラの中心街からは少し離れたところにあります。レストラン、ゴルフ場、プールが併設されていて、ホテルの中だけでも楽しめるようなところでした。
ホテルの前で車から降りた瞬間、「暑い!」とびっくりしました。その日の気温はなんと35℃。子供もいるので、すぐにロビーへ駆け込みました。夫が受付を済ませている間、『Yelp』(アメリカ版口コミサイト)で近隣のレストランをチェックしたら、ホテルのレストランが高評価だったので、行ってみることにしました。
レストランまでの道には、バジルやローズマリーなどの料理に使われるハーブの畑があり、この時点で期待が高まりました。
店内は広くベビーカーも持ち込めるし、ハイチェアも用意されていました。店員さんもいつも「お子様はどうしますか?」と気にかけてくれて、家族で料理を楽しむことができました。
自然派を謳った料理は、日本人好みの優しい味付けでした。料理に使われるハーブや野菜は自家製だそうで、新鮮で美味しかったです。
息子は日本から持ってきた離乳食をおかずに、お通しの焼き立てパンを食べてニコニコしていました。
HART FAMILY WINERY ワイナリー
食事を済ませていよいよテメキュラ中心地へ向かいます。どこのワイナリーもブドウ畑に囲まれていました。
ちょうど緑が生い茂り、熟していないブドウの実がたくさんなっていました。30度越えの暑い日でしたが、見ているとさわやかな気分になれました。
一軒目に選んだのはHART FAMILY WINERYというワイナリーです。
家族経営でこじんまりとしたワイナリーで、テイスティングできるワインの種類は少ないですが、たくさん色々な賞を受賞していると聞きました。
店内は少し狭く、ベビーカーを外に置いて、子供は抱っこして入りました。入って目の前にガラス越しのワインの醸造設備が見れて子供は興味津々でした。
右側にオリジナルギフト、左手にテイスティングコーナーがありました。
6枚綴りのチケットを$12で購入して、テイスティング1回につきチケットを1~2枚支払うシステムです。ワインは赤・白・ロゼ合わせて10種類くらいで、チケット1セットで半数近く試飲することができます。
店員さんがそれぞれ甘口、辛口、おすすめなどをざっと簡単に説明してくれたので、自分の好みに合わせて選びました。
「試飲だから大した量は飲めないだろうな」と思っていたら、毎回ワイングラスに半分くらい注いでもらえるので嬉しいびっくりでした。予想以上に試飲できる量が多いので、1セット私一人で飲み切れるか不安になるほどでした。
夫がその間子供を抱っこしてお土産を見ていたら、店員や他の客から「かわいい」と言われて子供はご機嫌で過ごしていました。アットホームな雰囲気で、店員とはワインのことだけでなく子供のこともおしゃべりしていました。
試飲した赤ワインがおいしかったので、1軒目ですが早速一本購入してしまいました。
Callaway Vineyard & Winery ワイナリー
2軒目はCallaway Vineyard & Wineryというワイナリーに行きました。Hartに比べると大きくて工場みたいなところでした。
中に入ると大きなカウンターに客も店員もたくさんいました。
ワインの種類も多く、20種類くらいあります。
種類が多いので、Hartのように最初に全部説明してもらうことはなく、「甘い/辛い」「白/赤/ロゼ」と自分の好みを伝えて店員におすすめを選んでもらう形式でした。
店内は広くて涼しく、他にも赤ちゃんや子供を連れている人がいました。
ここもチケット制で、$15で6種類試飲できました。
やはり1杯1杯の量が多く、当初はこの後3軒目を計画していましたが、たくさんワインを飲んで酔いが回ってきたのでホテルに帰ることにしました。
一休みした後、夜はもう運転の必要がないので、今度は夫も一緒にホテルのレストランでテメキュラ産のワインを楽しみました。
2日目:Old town地区(ワイナリー巡り、オリーブオイル試飲)
Old town地区 散策
2日目は午前中涼しかったので、Old town地区に行きました。キューバレストランで朝食を取り、コーヒーを頼んだら甘味も苦味も濃厚で驚きました。
その後、朝一でワインを飲む気分にならなかったので、町内を散策しました。この辺りは、西部時代風の建物が多いので、見ているだけでも面白かったです。アンティークショップが多く、インテリアだけでなく昔の家族写真や小物まで売られていて興味深かったです。
テメキュラはワインの他に、オリーブオイルとラベンダーのお店があると聞いていたので、それぞれの専門店に行ってみました。
オリーブオイルのお店Temecula Olive Oil Companyではオイルの試飲をしながらたくさんの種類のオイルを見れるので、作りたい料理に合うものをゲットできました。料理が趣味の夫は大満足していました。
Ponte Winery ワイナリー
それから、3軒目のワイナリーとしてPonte Wineryへ。
ここは車から降りてまず、建物の外観が可愛くて印象的でした。テイスティングルームも洗練されたおしゃれな雰囲気です。
試飲は$20で6種類で、たくさん種類がある中から店員に好みを伝えて選んでもらいました。部屋の隅に幼児用のおもちゃがあり、私がワインを飲んでいる間、息子はそこで遊んでいました。
テイスティングルームを出ると、手入れされた中庭とレストランがあり、ブドウ畑がその周りに広がっています。
白いお花と緑のコントラストが綺麗でした。
少し散歩してから併設のレストランで昼食を取りましたが、前菜からメインまで美味しかったです。
ここのレストランでも、席取りからメニュー選びで子供のことを気にかけてもらえて、快適に食事ができました。
美味しい食事を堪能していたら、突然空が暗くなり、雷雨がありました。
店員曰く「こんな雷雨はめったにない」というくらい激しい天気で、寒くなってきたので一度ホテルに帰ることにしました。
ところが、ホテルで子供に昼寝をさせている間に雨は止んでしまいました。
気温が35℃近く上がったので、ホテルのプールで遊ぶことにしました。水着を持ってきて正解でした。水深1.5~2mというアメリカンサイズのプールでしたが、浮き輪をつけた息子は喜んで夕食前まで遊んでいました。
この日の夜もまたホテルのレストランで夫とワインを飲みました。
日中回り切れなかったワイナリーのワインも置いてあったので、新鮮な気持ちで試すことができました。
3日目:のんびりサンティエゴへ帰宅
テメキュラ旅行最終日は、のんびり仕度して、どこにも寄らず帰宅しました。
2日間で十分すぎるほどワインを楽しんだので、大満足の旅行でした。
今回の旅行は平日だったので、どのお店も空いていて、じっくり選んだり店員の話を聞けました。特に時間制限もなく、子供連れでも楽しめる雰囲気のお店ばかりで、ストレスフリーで旅ができて良かったです。
ただ、各ワイナリーの畑や作業所を見学できるツアーはたいてい週末開催なので、参加することができませんでした。
ツアーには運転手が付くことがあるので、参加していたら夫婦揃ってワインが飲めたと思います。次はツアー目的に、土日に合わせて行ってみるのも面白そうです。
同じ旅行先へ子連れ旅行を予定している方へのアドバイス
ホテル・レストラン・ワイナリーはどこも子供連れ歓迎ムードです。店員さんも快く対応してくれますし、ハイチェアも用意されています。時々狭くてベビーカーが入れないお店もありますが、外に置いて抱っこで子供を連れて行けば大丈夫です。
夏は気温が30~40℃になるので、昼間は熱中症の危険があるので、外出先を涼しいワイナリーやホテルのプールにした方が良いと思います。朝と夕方は涼しくなるので散策におすすめです。
平日は空いていて、ゆっくりワインを楽しめますが、畑や醸造所が見れるツアーはどこも休日開催なので、目的に合わせて日程を組むと良いと思います。
今回の旅行で、持って行ってよかった持ち物ベスト5
- 食事用スタイ
レストランに準備されていないこともあるし、普段使いなれているものの方が子供が大人しくつけてくれるから便利です。 - 抱っこひも
ベビーカーが通れないところにも連れていけるから。移動できる場所が広がります。 - 食器用洗剤&スポンジ
持って行ったマグやスタイをどこでも洗えるからです。 - (日本の)離乳食
レストランのキッズメニューもアメリカの離乳食も栄養が偏っていることが多いから、持っていくと安心です。 - 小さい手桶
ホテルのシャワーヘッドが高いところで固定されていることが多く、手桶があった方がスムーズに子供を洗えるからです。