旅のもくじ
サンタバーバラ、サンフランシスコ、ベンチュラ 6泊7日(2)
前回の記事:サンタバーバラ、サンフランシスコ、ベンチュラ ~6泊7日~(1)
2日目:サンタバーバラ→サンフランシスコ(ハーフムーンベイ)
ハーフムーンベイまで北上!
2日目は移動日です。
サンタバーバラからサンフランシスコのハーフムーンベイまで一気に北上します。
午前中に出発して、途中こまめに休憩や食事を取りながら進み、夕方到着しました。かかった時間は7時間くらいです。
3月はちょうどカリフォルニアは花の季節なので、道中緑や花、海等景色を楽しむことができました。
長距離移動中、息子はお昼ごはんを食べたり、昼寝をして大人しくすごしていました。途中子供が服を汚してしまうアクシデントがありましたが、ガソリンスタンドで体を綺麗にすることができました。
日本で言うサービスエリアは見かけませんが、ガソリンスタンドで無料でトイレを借りたり軽食が買えるので、特に不便に思うことはありませんでした。
ホテル Beach House Hotel Half Moon Bay
サンフランシスコでの宿はBeach House Hotel Half Moon Bayで海沿いにあります。
赤ん坊がいると伝えたら、ベビーベッドが用意されていました。
庭に温水プールがあったので、チェックイン後入りに行きました。気温は水着姿だと寒いくらいでしたが、水温は40℃くらいで体がポカポカになりました。
休憩後、海を眺めつつホテルから歩いて10分くらいのところにあるシーフードレストランSam’s Chowder Houseで晩御飯を食べました。
ここの名物料理はオレンジのクラムチャウダーとロブスターロールです。クラムチャウダーはスパイシーで、前日のお店とはまた違った味でしたが美味しかったです。
ロブスターロールはロブスターが挟まれたサンドイッチの様な料理で、見た目もインパクトがありました。
■宿泊先情報■
宿泊施設:Beach House Hotel Half Moon Bay(公式英語サイト)
3日目:サンフランシスコ観光(灯台→ゴールデンゲートブリッジ→ゴールデンゲートブリッジパーク)
灯台 Pigeon Point Light Station
3日目はサンフランシスコ観光です。まずはハーフムーンベイから少し南下して、Pigeon Point Light Stationという灯台に行きました。
岬のような場所で、景色が綺麗でした。アシカやアザラシがいて可愛かったです。建物には、ギフトショップと灯台の仕組みや歴史についての展示がありました。
ゴールデンゲートブリッジへ
その後サンフランシスコの有名なゴールデンゲートブリッジに向かいました。途中、隙間無く建てられたカラフルな住宅を見て、サンフランシスコに来たことを実感しました。
橋のたもとにある駐車場に車を停めて、橋手前のWelcome Centerで展示やお土産を見てから、歩いて橋を渡ることにしました。
橋の下の海を見ると、時々アシカやイルカが見れて楽しかったです。有名なアルカトラズ島も見ることができました。のんびり歩いていたら、片道1時間ほどかかります。
景色に夢中になっていたら、いつのまにかランチタイムを過ぎていました。息子がお腹を空かせて不機嫌になってしまい、最後の30分は急いで戻りました。
■スポット情報■
スポット名:ゴールデンゲートブリッジ
Golden Gate Park
車の中で息子に昼食をあげながら、次の目的地Golden Gate Parkに行きます。
美術館や博物館を含む巨大な公園です。
東端の駐車場に停めて、まずは周辺のレストランに行くことにしました。が、その日は火曜日で公園周辺の有名なレストランはほとんど定休日でした。
地図を頼りに歩いて、開いているお店を探しましたが、想像以上に坂道が多くて大変でした。
なんとか昼食を取った後は公園を散策しました。
本当は、美術館や博物館に行くつもりでしたが、夕方の閉館時間まで数時間しかなかったので、翌日行くことにしました。駐車場に近い東側に子供向けのプレイグラウンドや芝生広場があったので、そこで子供を遊ばせました。
その後は、ユニオンスクエアに車を移動させて、ダウンタウンを散策しました。
■スポット情報■
宿泊施設:Golden Gate Park(公式英語サイト)
ブルーボトルコーヒー
当時日本で話題になっていた、ブルーボトルコーヒーにどうしても行ってみたくなって、最寄りの店舗を探して行きました。
日本のお店は行列ができていると聞いていましたが、サンフランシスコのお店はガラガラでした。日本人のお客さんも多く、うちのように日本のお店が混んでいるから来たのかなと思いました。
一杯一杯丁寧に入れてもらったコーヒーはもちろん美味しかったです。
サンフランシスコ市庁舎エリア
その次は、歴史好きな夫のリクエストでサンフランシスコ市庁舎エリアに行きました。
市庁舎は豪華な白い建物で迫力がありました。市庁舎の前は公園の様になっていて、子供用のプレイグラウンドもありました。
柵付きのプレイグラウンドだったので、安心して子供を遊ばせられそうだと思いましたが、時間が無くて諦めました。
市庁舎の裏には、第二次大戦後のサンフランシスコ講和条約が結ばれたオペラハウスがあります。
「歴史的な場所だ!」とわくわくしながら向かったのですが、ちょうどその日は何かのイベントで関係者しか敷地内に入れないようになっていました。
夫婦ともにサンフランシスコでどうしても見たいものは見れたので、この日はホテルに帰ることにしました。
4日目:サンフランシスコ観光(ゴールデンゲートブリッジパーク→ダウンタウン)
ゴールデンゲートブリッジパーク
4日目、再度ゴールデンゲートパークに行って、温室、博物館と美術館を巡ります。
昼食は、パーク周辺で評判の良いベーカリーArizmendi Bakeryで購入していきました。とても広い公園ですが、綺麗に整備されていて、散歩しているだけでも楽しかったです。
温室は建物自体が美しく、内部も植物がたくさんありました。ぎっしり植物が詰まっていて狭そうに見えましたが、ベビーカーごと入れました。
温室の後はカリフォルニア科学アカデミーという博物館に行きました。
巨大な博物館の中に、さらに温室があって驚きました。しかも、温室は球体で、外側を回りながら登って、降りてくるというユニークな順路も面白かったです。
内部には熱帯雨林の動植物が展示されていて、蝶や鳥が放し飼いになっていました。
歩道の下は水槽になっていて、大きな魚がたくさん泳いでいます。内容的に直前に行った温室と被るところがありますが、正直博物館の方だけで十分だと思ってしまうほど充実した展示でした。
動物のはく製もたくさんあり、日本ではあまり見られない動物もいて興味深かったです。
子供は1日中カラフルな花や生き物を見て喜んでいました。
博物館で持ち込んだ昼食を食べた後は、向かいのデ・ヤング美術館に行きました。
現代美術を中心に、民族工芸品も見ることができました。小さい美術館でしたが、たくさん展示があり見ごたえがありました。
Miramar Beach Restaurant
この日は早めにホテルに戻り、ハーフムーンベイにあるMiramar Beach Restaurantというシーフードレストランに行きました。
海産物を使ったパスタやスープが美味しかったです。
海を見ながら食べることができてロマンチックなお店でした。
5日目:サンフランシスコ→ベンチュラ
ベンチュラへ移動
5日目はまた移動日です。食糧調達してから、ベンチュラに向かいます。
5時間くらい山の中の道を進むと、海沿いの道にでました。とても綺麗な眺めでした。
ホテル Holiday Inn Express Hotel & Suites Ventura Harbor
ベンチュラでの宿はHoliday Inn Express Hotel & Suites Ventura Harborで、裏が海になっています。
ビジネスホテルのようですが、立地も良く朝食とWi-Fi完備で宿泊料金が安いので、このチェーンを気に入っています。
チェックイン後は、ホテル周辺を散策することにしました。周辺は、ホテルのすぐそばから港になっていて船がたくさん停まっています。
海に沿って10分ほど南に歩くと、土産屋やレストランが集まったエリアVentura Harbor Villageがあり、そこのシーフードレストランBrophy Bros.で夕食を取りました。
店内は広く、ベビーカーごと中に入ることができました。おしゃれでにぎやかな雰囲気で、家族連れもたくさんいて子供が少し騒いでも気にならないくらいでした。海の幸を使った料理がリーズナブルに楽しめました。
6日目:ベンチュラ観光(ホエールウォッチング→港)
ホエールウォッチング
6日目は早朝からベンチュラ港発のホエールウォッチングに行きました。
毎年冬~3月は、コククジラが繁殖のためにカリフォルニア沖に来ているそうです。出発してしばらくは海やベンチュラの町の景色を楽しんでいました。
時々、漂う設備に乗って寝ているアシカの集団も見かけました。
沖に出てからは、結構揺れるので夫と交代で抱っこひもで子供を抱えてどこかにつかまっている様に気をつけました。
1時間半ほど乗っていると、クジラが見えるとアナウンスが入ったので甲板に出ました。親子のクジラが2頭いて、背びれや尾びれが見えたり潮を吹いているのが見えました。野生のクジラを見るのは初めてだったので嬉しかったです。
3~50分ほど見ていると、クジラの親子は遠ざかり、船は港に戻り始めました。
この時点で、乗り物に強くない夫の船酔いがピークになりました。
顔色の悪い夫に代わって、私が息子を抱えようとしたら「むしろ息子を抱いている方が気分転換になる」と言って、復路はずっと夫が息子を抱っこしていました。
計画した時から息子の船酔いが一番心配だったのですが、息子はクジラを見終わった後すぐ寝てしまいました。船の揺れが気持ち良かったようです。
他にも数家族赤ちゃん連れがいましたが、どの赤ちゃんも熟睡していました。
私も座っていると揺れが心地よくて寝てしまいそうだったので、甲板に出ることにしました。海面を見ていると、ちょうど小魚の群れの上を通っていたようで、周囲には野生のアシカとイルカがたくさんいました。
イルカが船の下をくぐったり、ショーのようにジャンプしているのを見て、また感激してしまいました。
お昼過ぎに船は港に戻りました。
昼食後、ゆっくり休憩
偶然発着港は前日夕飯を食べたVentura Harbor Villageの目の前だったので、昼食もまた同じところで食べることにしました。
その後は一度ホテルに戻って休憩し、夕方涼しくなってから、食料と水を買いにスーパーへ行きます。
買出しに行ったスーパーがビーチの目の前だったので、そのまま海辺を散歩しながら日没を見ました。綺麗な夕日でした。
7日目:ベンチュラ→サンディエゴ
自宅(サンディエゴ)へ
7日目、最終日はどこにも寄らず自宅に帰りました。
今回の旅で、カリフォルニアはどこも子連れに優しいという印象が強く残りました。
ほとんどのレストランにハイチェアやブースターが用意されていて、子連れだからと断られることはありませんでした。
「お子さんはどうしますか?」と気にかけてくれる店員も多かったです。
観光地にもベビーカーを押している人がたくさんいて、日本のように肩身の狭い思いをすることはありません。
特に美術館とホエールウォッチングを子供と一緒に楽しめたのは嬉しかったです。
一つだけ心残りだったのは、サンフランシスコの観光名所がたくさんあって回りきれなかったことです。正直2日間では足りないと感じ、また行きたいと思いました。
同じ旅行先へ子連れ旅行を予定している方へのアドバイス
車で都市間を移動する場合、日本で言うサービスエリアの代わりに、ガソリンスタンドでお手洗いを借りたり休憩するのがおすすめです。
ほとんどの観光地でベビーカーのまま入ることができます。道や店内は広く、スロープやエレベーターも多いです。
ホテルのお風呂のシャワーヘッドは固定されていることが多いので、手桶を持っていくと子供を洗いやすいです。アメリカのスーパーでシリコン製の軽くて柔らかい手桶が売られています。
今回の旅行で、子供用に準備した持ち物
- 離乳食(自家製、日本製、アメリカ製)
- 入浴用手桶
- 歯磨きセット
- 水着&水泳用オムツ
- 食事用スタイ
- オムツ、おしりふき
- 食器用洗剤&スポンジ
なるべく旅先でスーパーに寄りたくなかったので、現地で手に入るものも持って行きました。
離乳食は既製品(特にアメリカ製)のものはどうしても栄養が偏ってしまうため、最初の2日分は手作りしてもって行きました。
2日目の分は冷凍し、保冷剤代わりに1日目の分と一緒に保冷バッグに入れてもっていきました。残りの5日分は日本から送ってもらった日本のメーカーのレトルトに、足りない分をアメリカで買い足してもって行きました。
当時は離乳食後期で3回食だったので、6泊7日約40食分は結構な荷物になりました。