旅のもくじ
旅の基本情報 ~ソルバング、モントレー(カリフォルニア州、アメリカ)5泊6日~
体験記投稿者:kao様
行き先:ソルバング、モントレー(カリフォルニア州、アメリカ)
宿泊数:5泊6日
旅行年月:2015年7月
参加人数:私・主人・子(男の子・1歳1ヶ月)
子連れ旅行記 ~ソルバング、モントレー(カリフォルニア州、アメリカ)5泊6日~
2015年8月にソルバングを経由してモントレーを旅行しました。
当時住んでいたサンディエゴから、車で全て移動しました。
元々休暇中の2日間、夫が仕事の用事でモントレーに行く必要があり、出張に便乗して私と息子も着いていくことにしました。
仕事とはいえ、交通費と宿泊費が自腹だったので、仕事の前後の予定に融通が利いたからです。5泊6日の旅でした。
息子は当時1歳2ヶ月で、歩き慣れて体を動かすのが好きな頃でした。
1日目:サンディエゴ→ソルバング
サンディエゴからソルバングへ出発!
1日目。サンディエゴ(自宅)から北上して山の中にあるソルバングに向かいます。
ソルバングはデンマークからの移民が多かった町で、建物や食事がヨーロッパ風の珍しい町です。
アメリカにいながらヨーロッパ文化を楽しめると聞いていたので、観光するのを楽しみにしていましたが、運悪く渋滞に巻き込まれてしまいました。
到着が大幅に遅れてしまったので、この日は観光を諦めました。予想以上に長くなった車内生活では、カーシート嫌いの息子のイライラがピークに達し、途中何度も泣き叫んでいました。
嫌がるからといって、降ろすわけにもいかないので、あらかじめiPadにダウンロードしておいた子供用アプリの動画を見せたら、大人しく見ていました。
山中なので、電波が悪いところもあり、あまり通信を行わないアプリが便利でした。
レストラン『Succulent Café Wine Charcuterie』で夕食
夕飯はSucculent Café Wine Charcuterieというレストランで、ワインと料理を楽しみました。ソルバングの近くにサンタイネスというワインの産地があり、サンタイネス産のワインが多かったです。
落ち着いた雰囲気のお店でしたが、子供連れも多く、おもちゃやパンをサービスしてもらえました。
2日目:ソルバング観光→アプトス(サンタクルーズ)
ソルバング観光
2日目はソルバングを観光してからさらに北上します。
ソルバングのランドマークは大きな風車の建物で、異国情緒あふれるものでした。町全体の建物がこじんまりとした木造のヨーロッパ風の建物で、可愛かったです。
この日は日差しが強く、昼ごろには幼児連れで歩くのがためらわれる位暑くなったので、観光を早めに切り上げることにしました。
宿泊宿に到着!
モントレー滞在中の宿泊先は、モントレー内ではなく、さらに北のサンタクルーズ郡のアプトスという村にしました。
この時期モントレーではお祭りがあり、あまりホテルが空いていなかったことと、料金がとても高かったからです。
しかしサンタクルーズ市内もホテル代が高かったので、『Airbnb』を利用して『民泊』をすることにしました。宿として部屋を貸している民間の家です。
交通の便が良く、宿泊料金が安くて、キッチンがあったので、ここを選びました。
この家は山のふもとにあり、到着してみると周辺の坂のきつさと景色の美しさにびっくりしました。家の前からサンタクルーズの海が見えました。
庭付きの2階建ての家の1階部分で、部屋はアメリカ人に言わせると小さいらしいですが、日本人家族3人が泊まるには十分な広さです。
シャワー、トイレ、出入り口も部屋についていて、上の階にオーナー一家が住んでいましたが、顔を合わせることはほとんどありませんでした。
キッチンもついていて、子供の離乳食を手作りできました。また、洗濯機を無料で貸してもらえてとても助かりました。
到着後、部屋の冷蔵庫を開けると、オーナーのおもてなしで、滞在日数分の朝食が入っていました。この日は近くのスーパーに買出しをして、夕飯を自炊しました。
3日目:モントレー観光(ダウンタウン→フィッシャーマンズワーフ)
モントレーのダウンタウン散策!
3日目はいよいよモントレーです。
車で40分かけてアプトスから家族全員で向かいます。夫の用事は午前中だけなので、その間私と息子はモントレーのダウンタウンを散策することにしました。
ここ二日間ずっと車内で過ごしていたので、まずは小さい子供でも遊べるところを探しました。
緑と水路に囲まれた公園エル・エステロ・パーク
海の方へ行くと、緑と水路に囲まれた公園エル・エステロ・パークがありました。
水路に近づくと水鳥がたくさんいて、人懐っこく近づいてきました。
動物好きな息子が喜んでいたので、しばらくここで景色を見ながら過ごしました。天気が良い日で、公園周辺の緑やモントレー湾が青空に映えて綺麗でした。
バードウォッチングの次は、公園内部に入ってみました。
かなり大きい子供専用のプレイグラウンドがありました。年代別に分けられたアスレチックや設備がたくさんあり、地面は砂や柔らかい素材でできていて、転んでも痛くなさそうでした。
息子はとても喜んで、遊具でずっと遊んでいました。思う存分遊ばせていると、夫の用事が終わる時間になったので、再度ダウンタウンの仕事場へ迎えに行きました。
夫と合流し、再びダウンタウンを散策
夫と合流した後は、またダウンタウンを散策しながら海の方へ向かいます。
オブジェや建物が綺麗で、全体的に手入れが行き届いている印象が強い町だと思いました。フィッシャーマンズワーフに着くと、桟橋の上にシーフードレストランがたくさんあり、そのうちの一つCrabby Jim’s Seafoodでご飯を食べることにしました。
クラムチャウダー等の魚介類を使った料理がとても美味しかったです。
にぎやかでアットホームな雰囲気で、子供への対応も良かったです。
Custom House 見学
フィッシャーマンズワーフを見学して出ると、目の前にCustom Houseという建物がありました。
カリフォルニア州で一番最初に歴史登録財に認定された建物だそうで、興味があったので入ることにしました。
昔のモントレー港を拠点とした貿易の歴史などを知ることができました。
4日目:モントレー観光(モントレー湾→モントレー・ベイ・アクアリウム水族館)
モントレー湾 散策
4日目も朝から皆でモントレーに向かい、午前中夫が仕事をしている間、二人で散策していました。
この日は海沿いを歩くことにしました。
なんと野生のアシカが!!
フィッシャーマンズワーフの横にもう一つ桟橋があり、歩いているとアシカの鳴き声が聞こえてきました。橋の下を覗くと、アシカがたくさんいてびっくりしました。
そして、ふと気がつくと目の前の海面に魚を捕っているアシカがいて、水族館より近くにいるので感動してしまいました。
そのまま橋を歩いていると、魚屋があります。
周りは広く車が通るスペースがあり、観光客もいるのですが、柵が無くて転んだら海に落ちてしまいそうでした。ちょうど子供はベビーカーに乗って寝てしまい、歩きたがらなかったので安心でした。
水が透明で、海の中のアシカや魚の群れが見えるくらいでした。景色を楽しんでから、桟橋前のファーマーズショップで休憩がてら昼食を購入しました。
子供が起きたので、今度はフィッシャーマンズワーフから海沿いに、水族館まで歩くことにしました。
今度は野生のラッコに子供も大興奮!
途中、小さい船の発着所に行くと、陸から1m位のところで野生のラッコが2頭漂っていました。
こんなに近くでラッコを見たのは初めてでした。息子も大興奮で、一緒にラッコを見ていました。この日までカリフォルニアで野生のラッコが見れると知りませんでした。
30分くらい見ていると、ラッコが寝てしまったので、散歩を続けることにしました。その後も注意深く海を見ていると、時々ラッコが船と船の間にいるのが見えました。
モントレー・ベイ・アクアリウム
昔の缶詰工場地Cannery Rowを抜けるとモントレー・ベイ・アクアリウムがあります。
館内は子供連れの客も多く、通路も広いのでベビーカーでもそのまま入ることができました。
水槽が大きく、子供の目線からも見れる展示が多いので、息子も集中して魚を見ていました。
3分の1ほどを見終わったとき、仕事を終わらせた夫も合流して一緒に回りました。
ここでもラッコが飼育されていて大人気でしたが、混雑していたのでよく見ることができませんでした。
テーマごとに館内エリアが分けられていて、マグロやウミガメが泳ぐ一番大きな水槽は迫力があります。
2階の約半分が子供向けのエリアになっていました。
遊具や展示がたくさんあり、息子は大喜びでした。床が柔らかい素材でできていて、転んでもけがをしないようになっていました。
外は暑くて熱中症が心配なくらいだったので、室内で日差しを気にせず遊ばせられるのは良かったです。
夕方閉館時間になったので、また海沿いを歩いてフィッシャーマンズワーフに向かうことにしました。桟橋上のレストランはシーフードサンドイッチやスープのテイクアウトも販売していたので、それらを買って宿に帰りました。
5日目:モントレー→サンタバーバラ
サンタバーバラへ
5日目はサンタバーバラまで南下します。
また渋滞に巻き込まれてしまい、到着したのは夕方遅くでした。みんなくたくたになっていたので、観光は最終日にすることにしました。
最終日。旅行中の疲れが出たのか、ホテル出発直前に息子が昼寝を始めてしまったので、私一人でオールド・ミッション・サンタバーバラを見に行きました。
緻密な装飾が綺麗な建物でした。その後家族と合流し、帰路につきました。
今回の旅行では、子供が以前よりも自我が出てきたので、性格や好みを考慮して観光先を選びました。
歩くのが楽しい時期だったので、道や施設内が広く、子供を自由に歩かせられるモントレーはちょうど良かったです。
動物が好きなので、水族館も桟橋からの景色も喜んでいました。
機嫌良く過ごしてくれたので、こちらのストレスもあまり感じませんでした。レストランも1軒を除き、子連れ歓迎で入りやすいにぎやかな雰囲気なので、また機会があれば旅行したい場所でした。
同じ旅行先へ子連れ旅行を予定している方へのアドバイス
エル・エステロ・パークにあるプレイグラウンドが広く、遊具も充実していて子供が喜んでいました。
また、モントレー・ベイ・アクアリウムは2Fの半分が子供向けになっています。乳幼児向けのエリアもあり、1歳の子供が歩いていてもとがめられず一緒に楽しむことができました。
子供向け以外の展示も、水槽が大きく、子供の目線から見て楽しむことができるので、抱っこしなくても魚を見せてあげられます。
モントレーのフィッシャーマンズワーフのレストランはほとんど子供OKですが、1軒だけ子連れ禁止のお店があり入店できないので注意が必要です。
今回の旅行で、子供用に準備した持ち物
- オムツ
- 食事用スタイ
- 手桶
- 離乳食(完了期)
- 幼児向けアプリ(車内用)